hrstrategist’s blog

組織人事ストラテジストのつぶやき、業務連絡など。。

約束手形って...

 こんばんは、組織人事ストラテジストの新井です。

 

  先日あるベンチャー企業の方とお話をしていた際に、とても驚いたことがありました。

 というのも、その会社では、某超大手有名企業(一応製造業のはず。。)から受注をしたのですが、支払方法がなんと、「約束手形」で、と言ってきたそうです。

 そもそも見積もりを出した時には支払方法は現金払い(振込)と指定したのも関わらず、いきなりそんな話が出てきた、と。

 実は、私は10年以上前に、製造業向けの事業を行うIT企業で管理部門全般(財務、経理、総務、人事)を担当していたので、手形の扱いは慣れている方(今どき手形なんて見たことのない方が大多数だと思いますが)だと思いますが、さすがにその話には驚きました。

 別の人(ある企業の役員です)とお会いする機会があり、その話をしたら、その方も、「今時あり得ない!」と仰っていたので、私が感じた違和感はあながち間違いではないと思います。

 従来からの取引先(仕入先)に対して手形取引を継続して行っているといったケースであれば、当事者同士で了解しているなら別に問題は無いと思います。一方で、2014年の時点で、新規の、しかも仕入でない通常の購買において、予告もなくいきなり「支払は手形ですから!」というのは、いかがなものかと。もし、事前に手形決済と分かっていれば、当然それを考慮して見積もり価格に応分の費用を上乗せしますよね。

 そういう関係性では、信頼関係の醸成なんてできないよなあ、と思ってしまいます。

 おそらく社内ルールで「いくら以上は手形決済」とかあるのでしょうが、そもそも杓子定規にそれを適用することによるReputation悪化のリスクとか、事前にそのような話を相手に伝えなかった担当者の問題とか、いろいろと考えさせられる事例だな、と思いましたが、皆さまはどう思われますか?