hrstrategist’s blog

組織人事ストラテジストのつぶやき、業務連絡など。。

新渡戸国際塾の仲間と、気仙沼に行ってまいりました。

こんにちは、組織人事ストラテジスト 新井 規夫です。

先の週末、11月2~3日の1泊2日で、新渡戸国際塾現役とOB(と家族)の20数名ほどで気仙沼まで行ってまいりました。

 新渡戸国際塾とは、公益財団法人国際文化会館が主催するプログラムで、公募により集まった毎年15名ほどのメンバーが、半年の期間中に様々な講師や仲間とともにディスカッションを行います。現在7期のプログラムが実施中で、これまでOBと現役を合わせて約100名がプログラムに参加してきました。

www.i-house.or.jp

 今回のツアーアレンジしてくれたのは、茂木 崇史さんでした。彼は私と同じ新渡戸塾の4期生(2011年)で、かつ、修了直後に会社を退職し、後にご自身で、「一般社団法人 まちの誇り」、「株式会社BOLBOP」を設立して被災地の復興支援と地域活性化活動をしている、我が同期の出世頭(?)です。

 今年の7月には新渡戸塾の講師として公開講演を行った際に今回のアイデアが生まれ、塾生とOBの自主企画として、茂木さんと新渡戸塾1期の飯田さん、阿部さんが幹事をしてくださいました。

www.i-house.or.jp

株式会社BOLBOP

 現地では、「鹿折復幸マルシェ」を立ち上げられた「釜揚げうどん団平」の塩田賢一さんや、遠洋マグロ漁船のオーナーである株式会社臼福本店社長の臼井壯太朗さんなどのリーダーの方たちから、いろいろとお話をお伺いすることができました。

鹿折復幸マルシェ(現在は新しい場所に移転)

http://www.shishiori-marche.jp/

株式会社臼福本店

www.usufuku.jp

 宿泊は、震災で被災した建物を修復し、民宿となった「唐桑御殿つなかん」でした。女将の菅野一代さんを始めとした皆様には大変お世話になりました。
(楽しかったです!)

唐桑御殿つなかん

唐桑御殿つなかん | 気仙沼市唐桑町の民宿

盛屋水産 気仙沼つなぎ牡蠣の仕事。

 茂木さんの話では、今回のツアーの行程は、BOLBOPが企業から受託する社員研修をよく行っているそうです。気仙沼の方々の経験をお伺いする中で、答えのない、時には理不尽な状況の中で、いかに自ら考えて道を切り開くのか、立場や役職等に関わらずリーダーシップを発揮することの大事さ、逆境であっても自分次第でどれだけ多くの事を成し遂げる事が出来るのか、他人事ではなく自分事として考えてもらうのだそうです(対象は新任マネージャー前後の層が多いとのことです)。

 気仙沼に来て、津波の被害の凄まじさ、なかなか復興が進まない現実などを実感しながら、それでも立ち上がり、逞しく頑張られている方々の話を聞けば、翻って自分には何が出来るのか、何をすべきか、を否応なしに考えてしまいます(もちろん私もその1人です)。

 「研修」を受けること自体で知識・スキル等が向上する事はあまりなく、むしろそこで何らかの「気付き」を得て、その後の態度・姿勢・意欲・行動などが変化することが研修の本質・目的であると私は考えています。

 その意味では、このツアーは確かに研修効果が高いのではないかと感じました。そんな話を、私がお手伝いしている会社の方々にもお伝えしていければと思います。

 なお、私自身が感じて考えたことはまだ頭の中でモヤモヤしています、これを整理・を言語化し、Outputするまでにはしばらく熟成(?)の時間が掛かりそうです。。

 最後に、株式会社BOLBOPのみなさま、茂木さん達幹事のみなさま、そしてでご協力を頂きました国際文化会館さま(特に笹沼さん)、ありがとうございました!