hrstrategist’s blog

組織人事ストラテジストのつぶやき、業務連絡など。。

温泉リモートワーク、始めました!(2)

 こんばんは、みぜん合同会社 組織人事ストラテジスト 新井 規夫です。

 11月の東京地方ですが、なかなか快適な気候です。暑くも涼しくもなく、湿度も少ない、私にとってはまさに理想的な天候です。まあ、こんな時期は1ヶ月も続かないのですが…

 「温泉リモートワーク」の話、続きです。

hrstrategist.hatenablog.com

 前回のエントリでは、「リモートワーク(またはテレワーク、モバイルワーク)」と「温泉」を結びつける「温泉リモートワーク」活動で、より楽しく、気持ちよく、刺激的な活動を目指したいという考えを書きました。

 では、「温泉リモートワーク」は具体的に何が「おいしい」のでしょうか?その、「目的・狙い」について考えてみます。

 まず思いつくのは「(仕事・居住の)拠点を変える」ことの効果です。

 私自身は、「一か所にずっと留まる」ことが苦手で、落ち着かない性分です。生まれてから今まで通算15回引っ越しを経験し(いちいちカウントするのが几帳面ですね)、1か所の居住が6年強が最長記録です。また、仕事でも何度も転職をしております。前職の会社(楽天)に8年在籍したのが最長で、しかもうち半分くらいの期間は子会社や海外に行っていたので、実質的には1つの仕事にいるのは最長でも3,4年くらいがせいぜいです。

 そういう「飽きっぽい」私にとって、旅行&リモートワークにより環境を変えることで新鮮な刺激を脳に与えるのは、仕事に対する集中力を高めるのに役立っているように感じられます。

 環境を変えたり、オフィスの外に出ることによる生産性の向上の記事は、(英語で)調べてみると沢山ありますね(なぜか日本語の記事は全然見つかりません)。

blog.trello.com

生産性を上げるには「太陽光を多く浴びる」事がよいという記事

www.nbcnews.com

www.inc.com

 加えて、私自身が「非都会好き」だからという理由もあります。元々横浜の外れの中途半端な「トカイナカ」で育ったので、都心部のように人口密度が高い環境では「人酔い」してしまいます。また、(いつもBlogでも書いていますが)コンクリートアスファルトで地面が覆われた(夜でも気温が下がらない)都会の湿気を帯びた暑さは苦手です。しかも最近どんどん酷くなっていますよね。

東京都の統計資料 東京における雷日数や真夏日等の日数 | 東京管区気象台

 一方、寒さは相対的に苦にならず(むしろ大好き)、かつスキーや温泉好きなので、長野や新潟のような場所には非常に魅力を感じます。また、気候が体に合うのは健康にも良いです。さらには食べ物もおいしいし、バイクや車のドライブも楽しめますし!

 なお、私は将来的にはどこか地方に拠点を持ち、「二地域居住」に移行したいとの野望を持っています。よって、「温泉リモートワーク」は、「ときどきナガノ」の補助を受けながら、長野県内の各地を訪れ、2拠点目の適地を探す「お試し」を行うという目的もあります。ですから、訪れた先では物価や生活環境、その地域の人たちの傾向(開放的か、閉鎖的か等)などを観察をするという「重大な任務」も同時に行わなければいけません(笑)。

 さらには、「地方に行ってリモートワークを試してみる」という働き方を、自分自身が「実験台」となって試してみたいと考えたことは、前回のエントリでも触れました。

 とはいえ、楽しくて気持ち良い(はずの)「温泉リモートワーク」も、メリットばかりではありません。以下、デメリットをいくつか列記します。

 まずは当然ながら「移動のコスト」です。交通費だけではなく、時間のコストも含まれます。お金に関しては、今は「ときどきナガノ」の補助を頂けるので、その分は助かっていますし、高速バスを使える地域なら概ね片道2~3000円台で済みます(新幹線など比べると時間は掛かりますが)。また、宿泊費は「楽天トラベル」あたりで探せば意外と安くいけます(ちなみに、長野県の担当者の方によれば、「ときどきナガノ」の対象者の中には、「テント泊」をしている人もいるとか!)。

 移動時間に関しては、公共交通機関(電車やバス)であれば、その時間に仕事をしたり、本を読んだり、時にはビールを飲んだりなど、活用の仕方は色々あります。週に往復1回程度の移動であれば、片道2時間~3時間位であれば、まあ許容範囲かなというのが私の実感値です(個人差はあると思います)。

 あとは、リモートワークをする場所による制約です。コワーキングスペースを使用する際には、その場所の利用料(無料の場所もあります)や、印刷する場合の費用等が掛かります。また、テレカン(テレビ会議含む)をする場所が確保できるかも懸念事項になり得ます(とはいえ、カフェでやるよりはマシですが)。

 もちろん、そもそも「リモートワーク」でできる仕事とできない仕事があり、あくまで相応の業務量が前者にあるというのは大前提ですね。

 もしその条件が満たされるなら、(あと温泉が好きなら)「温泉リモートワーク」、オススメですよー。

 何だか続きます。