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組織人事ストラテジストのつぶやき、業務連絡など。。

「ストレスマネジメント」のお話(3)

こんにちは、組織人事ストラテジスト 新井 規夫です。

 そういえば、ノートパソコンを買い替えました。今まで3年使っていたPCが、二度目の液晶画面不調(以前は保証期間内で無料修理)となったため、そちらは修理の上「二番手」に降格し、メイン機を新調することにしました。

 機種は前の機種と(実質)同じモデルであるNECLavie HZです。なにしろこの機種は画面が大きいわりに重量が非常に軽い(本体重量1キロありません)のが売りでして、耐久性には不安があるものの、少し古めのモデルで値段の手頃な出物もあり、決めてしまいました。

nec-lavie.jp

 基本的な操作性等は前のPCと変わりませんが、電源の位置や液晶のヒンジの形状が変わっていたりと、それなりに改良はされているようですから、液晶画面もしっかりと改良されて、長持ちをしてほしい所です。

 さて、「ストレスマネジメント」のお話、続きです。これまで、ストレスマネジメントの定義や「誰」異なる2種類のストレスマネジメントについて、また、経営者や上司にありがちな「生存バイアス」の影響について解説しました。

「ストレスマネジメント」のお話(1) - hrstrategist’s blog

「ストレスマネジメント」のお話(2) - hrstrategist’s blog

■まずは関心を持つこと
 上記を受けて、本エントリでは「じゃあ、どうすればいいの?」という対応方法を考えたいと思います。とはいえ、具体的な「ストレッサーへのの対処方法」や「いかにストレスをやり過ごすか」等のノウハウは、それこそ、「ググる」ことで、専門家による解説を見ることができますし、関連の書籍もたくさん出ておりますので、専門家でない私からの説明ではここでは書かないことにします。

 一方で、「対処」に至る以前の話として、今ある状態が「何かおかしい、普通でない」と気付くことが実は非常にである、という点はぜひ強調したい点です。「問題発見」がすべての解決策の原点となるのは他のビジネス課題と同じですね。

 ところが現場では、そもそも本人や上司が気付かない、または、気付いたとしても問題を放置したまま先送りしてしまうというケースが少なくありません。私も以前に勤めていた職場でそのような事例を数多く見てきました。

 初期の時点で、何らかの「兆し」があったにも関わらず、それを見逃したり、気付いてもやり過ごした結果、問題がより深刻になり、結果的に取り返しのつかない事態になってしまうという事態もしばしば起こります。もしそうなったら、もう手遅れです。

 そうならない為に、どうすれば良いのでしょうか?

 経営者・上司(あと人事担当者)が、人に対して「関心を持つ」こと。それに尽きます。

 まずは、(生存バイアスを持ちがちな)経営者、上司が「ストレスマネジメント」の必要性・重要性に気付くことが始まりです(近頃の「働き方改革」の流れは(いろいろツッコミどころはありますが)追い風ですね)。

 その上で、上司は部下をよく観察して下さい。よく見ていれば通常状態との変化、異変に気付きやすくなります。「忙しい」などと理由を付けて逃げてはいけません。部下のマネジメント・育成は成果を出すのと同じくらい重要な上司の仕事です。意識して時間を費やしてください。自分たちに気を掛けてくれている、時間を費やしてくれていると部下に感じさせるのも、部下に対する大事なメッセージです。

※以下、過去のエントリからの引用です。
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「会社は上司(管理職)に、部下という「資産」を貸しているのです。そして、貸し手である会社は借り手である上司に対し、元本だけでなく、「部下の成長」という利子をつけて会社に返すことが求められているのです。」

部下は、"資産" - hrstrategist’s blog
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 その上で「部下のストレスマネジメント」をどうするかです。

 私は、これは身体の「健康管理」と似ているのではないかと考えます。健康管理で大事なのは、「予防」と「早期発見・治療」の2つです。例えば、生活習慣病を予防するために食事の節制をしたり、適度の運動をしたりしますよね。また、定期的に健康診断を受けて、病気の兆候を早く発見し、事態が悪くなるまえにできるだけ早く治療をしようとします。

 部下のストレスマネジメントも同じです。「予防」とはストレスの原因(ストレッサー)の除去、低減です。高い業績を上げるためには適度な緊張感を維持する必要がありますから、業績向上に正の相関があるストレッサーはストレスレベルをそれぞれの人の許容範囲を超えていないかコントロールするとともに、業績向上に相関がない、または逆相関のストレッサーに関しては徹底して減らす努力をします。

 そして、そのような予防措置にも関わらず、部下にストレス適応不全の兆候が現れたら、いち早くその兆しを察知して対処をするのです。

 「そんなの面倒くさい」「自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、自分の感度の鈍さでもし部下がストレスの犠牲になり、取り返しの付かないことなったら、その責任を自身が(精神的に)一生負わなければいけなくなるのです(おそらくその方の家族からも責められ、恨まれるでしょう)。そう思えば、「部下のストレスマネジメント」が他人事で無くなるのではないのでしょうか。

 今回の記事を読んでいただき、少しでもストレスマネジメントについて関心を高めていいただき、日々の業務遂行に役に立てていただけると幸いです。

 では、Have a nce day!