hrstrategist’s blog

組織人事ストラテジストのつぶやき、業務連絡など。。

退職独立1周年

 おはようございます。組織人事ストラテジスト 新井 規夫です。

 ほぼ2ヶ月前に「独立開業1周年」ということで以下のエントリを書きましたが、前職の有休消化期間に(届出上)開業をしたため、名目上の開業と退職がほぼ2ヶ月ずれております。退職日は7月30日でしたので、一応1周年ということで、簡単に報告させていただきます。まあ、入籍と結婚式の日付が違うようなものですね(笑)。

独立開業1周年 - hrstrategist’s blog

 事業の状況については、2ヶ月前のエントリとあまり変わらない感じです。いくつかの会社にアドバイザリーとしてお手伝いをする仕事と、人事制度改定等のプロジェクトのお手伝いをする仕事の両方でバランスを取っております。まあ、なんとか食べていけているという所ですね。。

 この1年活動してきた感想としては、「組織人事ストラテジスト」の潜在的なニーズは間違いなくあるということです。多くのベンチャー、成長企業(従業員数十名~数百名規模)で、組織・人事の課題は山積しておりますし、社長のマインドシェアの少なくない部分は組織・人事課題が占めています。

 一方で、潜在的な組織・人事課題にまだ気付いていなかったり、気づいていても問題解決の優先順位が低くなっている場合も少なくありません。いわば「重要だが、緊急でない課題」として後回しになってしまうのです。

 いわく、「うちは(まだ)大丈夫です。」

 いわく、「確かに課題はありますが、対応する人がいなくて。。」

 「他山の石」という言葉があります。「他人の誤った言行でも、自分の修養の助けとなるということ。」という意味です。「人の振り見て我が振り直せ」も同様の意味ですね。

他山の石以て玉を攻むべし(タザンノイシモッテタマヲオサムベシ)とは - コトバンク

ちょうど良い用例がありました。↓

東芝不適切会計、小林代表幹事「他山の石に」 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 わざわざこのような言葉が古来より伝えられてきたのは、昔からほとんどの人は、他山の石を活用できないし、人の振りを見ても、我が振りを直せないのが自然の姿だからでしょう。結局、失敗してみるまでは、「自分は、自社は大丈夫」と都合よく考えてしまいがちなのです。なので、起業の失敗をマイナスに捉えないシリコンバレーの文化は正しいのではと思います。

失敗は成功の元!? : 新事業を成功させるには - hrstrategist’s blog

 一方で、ベンチャー企業の中でも、企業の成長に合わせ、むしろ先回りしてしっかりと着実に手を打ち、組織・人事課題の発生を未然に防いでいると見受けられる企業はあります。私がお話をお伺いした中では、SansanさんやSMSさんなどは、非常にしっかりされている、正しいと思いました。

Sansan株式会社 - クラウド名刺管理

Sansanさんのオフィスに行きました! - hrstrategist’s blog

株式会社エス・エム・エス SMS CO., LTD.

 一方で、私自身の営業力が足りず、「組織人事ストラテジスト」の価値についてご理解頂くことができていないという点もあると反省しております。日々修行です。。 

 私がお手伝いすることで、ベンチャー・成長企業が上記のような会社に負けない強力な組織・人事体制を作りあげ、企業の成長に貢献することを実現したいと考え、日々活動しております。もし、このような取り組みに興味を持ち、新井と話をしてみたい、相談してみたいという方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお声掛け下さい。

 引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします!